【ロサンゼルス28日】メトロ当局はこのほど、コロナパンデミックによるバスの運転手不足が深刻化しており、ロサンゼルス全域でバスの運行縮小を強いられている現状を訴えた。
メトロ当局によると、コロナの特にオミクロン株による運転手らの欠勤や離職で、今月は約400人の人手不足に直面している。ロサンゼルス全域でサービスが15%近く縮小され、バスと電車ともにスタッフの人手不足が続いている。
メトロバスを30年間利用しているジュリー・ピーターズさんは最近、バス停で2時間待たされたといい、そのためにバス到着地には鮨詰め状態だったという。バスは通常、20分から30分遅れてくるという。
運転手不足が深刻なのは、LyftやUber、Amazonなどでも同様。メトロは、6月までに600のポジションで人員を採用する計画で、コロナ前の運営形態への復活を目指す。新規採用時に、3,000ドルのボーナスを授与する制度を導入している。