COVID-19ワクチンと生殖能力との間に関連はないという研究結果(1/25)

【ワシントン25日】COVID-19の予防接種は、夫婦の妊娠能力に影響を与えないようであることが、新しい研究で明らかになった。

この研究は、1/20(木)にAmerican Journal of Epidemiologyが発表したもので、ワクチン未接種のカップルと、パートナーの少なくとも一方が少なくとも1回のワクチン接種を受けているワクチン接種済みのカップルの間で、妊娠率に大きな違いはないことがわかった。

しかし、ある月経周期の60日以内にCOVID-19の陽性反応が出た男性パートナーがいるカップルは、妊娠する確率が18%低いことが観察された。

この研究は、ボストン大学公衆衛生大学院の生殖・環境疫学者であるAmelia Wesselink氏とその同僚によって行われ、国立衛生研究所の資金提供を受けて行われたものである。

“これは、動物実験、不妊治療中のヒトの研究、およびCOVID-19ワクチン試験のどれもCOVID-19ワクチン接種と出生率の低下の関連を発見しなかった “と科学者は論文に記している。”同様に、いくつかの研究は、COVID-19ワクチン接種と流産リスクの間に評価できる関連性がないことも記載されている。”

生殖年齢にある成人は、COVID-19ワクチンが生殖能力や妊娠に及ぼす可能性のある影響を懸念して、予防接種を受けていないことが調査で明らかになっている。

ボストン大学の研究は、先週スコットランドで発表された別の研究に続くもので、出産予定日の28日前以降にコロナウイルスに感染した母親では、赤ちゃんの死亡率と早産率が高いことが判明している。研究者らは、スコットランドの妊婦のワクチン接種率が、同年齢の一般女性に比べて著しく低いことを指摘しており、COVID-19に感染していた調査対象の妊婦のうち、完全なワクチン接種を受けていたのはわずか11%であった。

 

 

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