【ワシントン10日】米国では、COVID-19に対する完全なワクチン接種者数が2億人という節目に近づいているにもかかわらず、ニューイングランドのような接種率の高い地域を含めて、感染者や入院者が再び急増している。
米国での新規感染者数は、11月22日の1日平均約9万5千人から、今週は1日平均約11万9千人に増加し、入院患者数は1カ月前に比べて25%増加している。これらの増加は、ほとんどがデルタ株によるものだが、オミクロン株は約20州で検出されており、今後さらに拡大することが予想される。
死亡者数は1日平均1,600人近くにのぼり、10月の水準に戻っている。