【ロサンゼルス26日】感謝祭の25日、南カリフォルニアの各地で強いサンタアナ突風が吹き荒れ、山火事警報も出された。これに伴い、サザンカリフォルニア・エジソン社(SCE)が出した予防的な公共電気遮断措置で、顧客7万5,000世帯以上が停電になった。
翌26日の朝6時の時点では、SCEの顧客4万2,295世帯で、また午前11時半の時点では2万4,000世帯で、電力が戻らないままだった。この2万4,000世帯には、ロサンゼルス郡の9,328世帯、ベンチュラ郡の9,236世帯が含まれる。停電が24時間続いた世帯も出た。
SCEによるこの予防的な公共電気遮断措置は、電気設備から発火して山火事を起こす危険性を防ぐための取り組み。SCEによると、状況の改善に伴い、電気遮断は通常、3時間から8時間で回復するという。
ロサンゼルスではまた、水道電力局の顧客2,600世帯でも26日、強風のために停電となった。最も被害が大きかったのは、バンナイスとサンファナンドバレーだった。