コンテナ放置が26%減少 LA・LB港、罰金制度実施を延期(11/16)

【ロサンゼルス15日】ロサンゼルス港とロングビーチ港が先月、コンテナを放置し続けた運送会社に罰金を科すルールを決定したが、このルール決定以来、ふ頭に陸揚げされ放置されるコンテナの量が26%減少したため、港当局は、この罰金制度の実施を遅らせることを決めた。

 この罰金制度では、9日間放置されたコンテナ一つにつき100ドルを徴収する内容で、9日以上になると、一日につき100ドルが加算される。鉄道運搬用のコンテナも、6日間以上港に放置された場合は罰金制度の対象となる。

 罰金制度は、改めて今月22日から実施される予定となった。

 コロナパンデミックの影響で輸入が急増する前は、陸揚げされたコンテナが両港にとどまる平均期間は4日以内で、鉄道運搬用のコンテナだと2日以内だった。コロナパンデミックの影響による世界的な物流の混乱は、大型トラックのドライバー不足や製品の供給不足などを招き、ホリデーシーズンを迎えるアメリカの痛手となった。

 

 

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