COVID-19による全世界の死者数が2年で500万人を突破 米国では黒人・ヒスパニックへの影響大(11/2)

【ワシントン2日】COVID-19による世界的な死者数は、11月1日に500万人を超えた。この危機は、貧しい国々に壊滅的な打撃を与えただけでなく、高度な医療システムを持つ裕福な国々にも打撃を与えている。

 米国、欧州連合(EU)、英国、ブラジルはいずれも高所得国であり、世界人口の8分の1を占め、報告された死亡者数の半分近くを占めている。米国だけでも74万5,000人以上の命が失われたと記録されており、これは他のどの国よりも多く、LAとSFの人口を合わせた数に匹敵する。

 また、インドのように検査方法が限られていたり、医療措置を受けずに自宅で死亡する人が多いため、死亡者数はほぼ確実に過少カウントとなっている。

現在、ウイルスはロシア、ウクライナ、その他の東欧地域を襲っているが、特に噂や誤った情報、政府への不信感が予防接種活動の妨げになっており、ウクライナでは成人人口の17%、アルメニアでは7%しか予防接種を受けていない。

米国では、COVID-19は黒人やヒスパニック系の人々に大きな影響を与えている。これは、貧困の多さから医療を受ける機会も少ないことが要因と見られている。

 

 

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