【ロサンゼルス24日】ロサンゼルス郡都市圏交通局の理事会は、郡内の幼稚園から12年生(K-12)、そしてコミュニティー・カレッジの学生に対し、公共交通機関の乗車料金を11月1日から無料にする、23カ月間のパイロット・プログラムを承認した。
このパイロット・プログラムの費用の大部分を占める4,150万ドルは、1.9兆ドルの連邦資金でまかなわれる。プログラム実施で失われる収益は、2年間でおよそ4,990ドルの見込み。ロサンゼルス郡内の87学校区のうち、41学校区が同プログラムへの参加に興味を示している。
メトロの運営費には、消費税や、州と連邦からの助成金が充てられている。今回のパイロット・プログラム実施で、将来的に電車とバスの全面的な無料化が可能かどうか検討する。
メトロ利用者の70%が低所得者層で、郡内の低所得者層の乗車を援助する「LIFE Program」の利用増加へ向けた取り組みも行うという。