RPVでコヨーテの凶暴化が問題に 市議会が対策検討へ(9/7)

【ロサンゼルス7日】ランチョ・パロスバーデス(RPV)で最近、コヨーテにペットが襲われる件数や市街地にコヨーテが出没する頻度が高まっており、市議会が新たな安全対策を検討している。

RPV当局によると、今年に入って8月26日までの間に、市内でのコヨーテ目撃情報は646件で、前年度の363件を大きく上回っている。同じコヨーテを、複数の違う人がレポートした可能性もあるが、コヨーテの凶暴化がこのところ問題視されている。今年、コヨーテが自宅の庭に入ってきた報告が150件以上あり、そのうちの9件でペットが襲われた。歯をむき出しにして攻撃的な行動をみせるコヨーテや、突進してきたケースも報告されている。

RPVが開拓される以前から、同ペニンシュラに生息していたコヨーテだが、その他の市でもコヨーテをめぐる問題が浮上している。安全対策でRPVと協力するトーランス市は、コヨーテの捕獲プログラムを実施。RPV市議会は7日夜に行われる予定の会議で、民間業者を雇った捕獲プログラムの実施や、郡への支援要求、コミュニティー・ニュースレターの発行などについて審議する。

RPV当局は、コヨーテを引きつけるため、ペット用飲み水やエサを庭に置きっぱなしにしないよう警告。散歩中などにコヨーテに出くわした場合は、叫び声を上げたり腕を大きくウェイブする、石を投げる、などするようアドバイスしている。

RPV周辺でのコヨーテ出没情報は、サイトで公開されている。詳しくは、
http://maps.rpvca.gov/Html5Viewer/index.html?viewer=PublicPeninsulaCoyoteSighting

 

 
 
 

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