LA郡、ブレークスルー感染が全体の30%占める(8/20)

【ロサンゼルス19日】デルタ株の影響で新型コロナウイルスの感染者数が増加しているロサンゼルス郡で、ワクチン接種完了者が感染する「ブレークスルー感染」が、全体の30%を占めた。同郡ヘルス当局が19日に発表した。

デルタ株が最初に確認された今年3月頃、ブレークスルー感染はひと月の全ケースの2%だった。6月までには、デルタ株への感染者数が全体の50%に達し、ブレークスルー感染者数も20%に増加。7月末の郡のレポートによると、コロナ陽性者への検査で、デルタ株が占める割合が90%以上を占めた。

データによると、郡内の病院に入院するコロナ患者のうち、ワクチン接種完了者は4月の時点で5%のみだったが、7月までには13%に増加。一方で、コロナに感染したワクチン接種者が入院または死亡するケースは、全体の1%を下回っている。

17日の時点で、ワクチン接種を完了したおよそ515万人の郡在住者のうち、0.53%にあたる2万7,331人がコロナに感染し、そのうちの742人が入院し、68人が死亡した。

ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は、ここ数カ月間でコロナ入院患者数が増加傾向にあるものの、4月から8月中旬には、コロナ患者の約25%がコロナ以外の理由で入院しており、コロナへの陽性が後から判明したかたちだと述べた。

 
 
 
 

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