「イートン・ファイヤー」の煙で、LAの700万人が通常値の80倍の有毒金属にさらされる Caltechが調査結果(10/29)

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【ロサンゼルス28日】アルタデナで昨年発生した大規模な火事「イートン・ファイヤー」の煙により、ロサンゼルス郡の何百万人もの住民が高濃度の鉛やその他の有毒金属にさらされていたことが明らかになった。カリフォルニア工科大学(Caltech)の新たな研究結果として、学術誌『Science Advances』に掲載された。

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 研究者らは、「イートン・ファイヤー」の建物への延焼がピークに達した時期、ロサンゼルス大都市圏の約700万人が、通常の値の80倍に達する24時間平均鉛濃度にさらされていたと推定している。

 「イートン・ファイヤー」は、1万4,000エーカー以上を焼き尽くし、1万戸近くの住宅を破壊して19人の死者を出した。科学者らは、これが一般的な山火事の煙と比較して「化学的性質が著しく異なる」と説明。この報告書は、都市部での火災の際に住民が吸い込む可能性のある空気の特性を明らかにした最初の研究の一つとなる。

 研究者らによると、アルタデナから南へ約11マイルに位置するピコ・リベラの空気観測所から収集されたデータに基づき、都市部の煙のプルームには、鉛が50倍以上、塩素と臭素が7倍、ヒ素が3倍の濃度で含まれていたという。

 Caltechの報告書によると、火災の初期段階、多くの建物や車両が燃えていた際、大気中の有毒金属の濃度が劇的に急上昇したという。火災の風下にある高度な大気観測ステーションによって測定されたこの化学的特徴は、火災が市街地からアルタデナの上方にあるエンジェルス国有林へと燃え広がるにつれて変化していった。

 同研究の筆頭著者であるCaltechのハロウラ・バリアカ氏は、「都市部の火災による煙のプルームは、山火事のそれとは化学的に異なる。両ケースの違いに関する観測データが得られたことで、モデルを見直し、煙が人々にどのような影響を与えるかをより正確に推定できるようになる」と説明。煙は移動するため、その害は、単に火災発生地域だけの問題ではなくなる。バリアカ氏は、煙への曝露を避ける避難方法などについて、研究を進める重要性を強調した。

 

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