ハリウッド・サイン周辺の住民がLA市を提訴 観光客が押し寄せ「不満がピーク」、火災発生時に避難不可能の恐れも(10/27)

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【ロサンゼルス26日】毎年世界中から何百万人もの観光客を惹きつけている、世界的に有名なハリウッド・サインの近くに住む住民グループがこのほど、ロサンゼルス市を相手取り、公害に関する訴訟を起こし、当局に対しさらなる対策を講じるよう求めた。
 この訴訟は金銭的な賠償を求めているわけではない。その代わりに、同地域が「障害物、健康被害、火災の危険、その他の公害のない状態」となるよう、市に維持管理を義務付ける裁判所命令を求めている。

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 近隣住民や市の指導者は、ソーシャルメディアや地図アプリがこの象徴的なランドマークに大勢の人々を呼び寄せていると指摘。訴訟によると、それらが引き起こす交通渋滞により、火災発生時の避難が困難、あるいは不可能になる恐れがあると訴えた。さらに、この地域では喫煙が禁止されているにもかかわらず、捨てられたタバコの吸い殻が至る所で見つかっている。

 9月27日には、ハリウッド・サインの下で、電動自転車に乗ったグループと自動車の運転手の間で乱闘が勃発。この地域に8年間住んでいるシンディ・コブさんは、このような問題行為が頻繁に起きている現状を指摘し、「間違いなく不満が募っていて、そのレベルはピークに達している」と語った。

 カレン・バス市長室は声明で、訴訟の内容については確認していないものの、交通および駐車取り締まりについて「LAPDは渋滞がピークとなる時間帯に追加の部隊を投入している」と述べた。「LAPDは、観光バスなどの継続的な規制に加え、混雑のピーク時には追加の交通警官を配置している。LAPDはロサンゼルス市交通局(LADOT)と協力し、当該地域向けの交通計画を実施している。市長室は、公共の安全に関わるパートナーと連携し、この問題の解決に向けて引き続き取り組んでいく」と述べた。

 同地区を管轄するロサンゼルス市のニティア・ラマン市議の事務所は声明の中で、住民が「狭い坂道の道路で生じる交通渋滞やそれに伴う安全上のリスクを甘受すべきではない」とし、同氏が就任以来、この問題の解決に取り組んできたと述べた。同氏のスタッフによると、LAPDおよびLADOTによる追加の警備体制に資金を提供してきたという。

 5月以降、週末に行われた警備体制の強化により、この地域での違反切符の発行やレッカー移動が増加している。ラマン市議の事務所によると、同氏の裁量資金が充てられ、これは同事務所がこれまでに行った中で「最大の投資」だという。ラマン氏の事務所は声明で、「こうした警備体制を基盤として、訪問者がピークとなる日や祝日における人員配置と交通規制の新たなアプローチを試験的に導入する『ハリウッド・サイン交通管理計画』のパイロット事業への資金も確保した」と説明。併せて、同地域のアクセスや渋滞に対する長期的な解決策に関する調査も実施する予定で、2028年のオリンピックに先立ち対策を練ると述べた。

 訴訟を起こした近隣住民グループは、長年にわたり市当局に苦情を申し立ててもほとんど効果がなかったため、提訴を決断したと述べている。彼らは、フェニックス市などの自治体に対して公害訴訟を起こした経験のあるイラン・ワーマン弁護士と協力している。同弁護士の事務所は2022年、ホームレスらの集落を撤去させる判決を勝ち取っており、彼は同様の法的論拠がハリウッド・ヒルズにも適用されると考えている。

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