小売店狙った組織的窃盗の撲滅へ、加州知事が2億6,700万ドルの援助約束(9/13)

【ロサンゼルス12日】カリフォルニア州のニューサム知事は12日、州内で多発している小売店などを狙った組織的な窃盗事件への取り締まりを強化するため、シェリフ局などに2億6,700万ドルの資金提供を行うと発表した。

 今回の資金提供では、ロサンゼルス郡、オレンジ郡、リバーサイド郡、ベンチュラ郡のシェリフ局がそれぞれ最大23,663,194ドルを受け取ることになる。また、州当局はこれらの郡の警察署11カ所(ロサンゼルス、サンタモニカ、アーバインなど)にも同様の助成金を支給するよう勧告した。

 知事の事務所によると、この資金は新しい部署の人員確保、新しいタスクフォースの創設、盗難防止担当官の訓練、高度な監視技術の導入に使われる。この資金はまた、自動車や触媒コンバーターの盗難の取り締まり強化にも使われる計画がある。

 オレンジ郡、リバーサイド郡、ベンチュラ郡の各地方検事は、組織化された小売窃盗を起訴する部署を新設するため、200万ドル強を受け取る予定。州および地域矯正委員会は、今週末の9月14日にこの資金提供案について投票を行い、承認されれば10月1日から法執行機関への資金提供がスタートする予定。

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