
うっかり入ってしまうと、延々と抜けられない。ボーっと走っていると出るタイミングを逃してしまう。底なし沼のような環状交差点がロサンゼルスにある。正式名「ロスアラミトス・サークル」、通称ロングビーチ・トラフィックサークルと呼ばれるこの環状交差点は、ロングビーチのレイクアヴェニューと、パシフィックコースト・ハイウェイ、ロスコヨテスブルバードを繋いでいる。出入口は3車線、サークル内は2車線にもなっている大規模な交差点だ。
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そもそも、この大規模な環状交差点がここに作られたきっかけは、1932年夏のロサンゼルス・オリンピック大会。このエリアで行われるボート競技場への交通量の増加に対応するためだった。その後、この交差点は現在に至るまで何度かのリニューアルを繰り返し近代的に進化してきた。
1993年にカリフォルニア運輸省により、このサークルは旧式のトラフィックサークルから近代的に改造された。このような転換は米国初のことだった。停止標識に代わって降車標識が設置され、サークル内のドライバーに通行権が与えられたため、交通の流れが効率化された。改造後、自動車事故の総件数と負傷率の両方が大幅に減少し、このサークルは統計的に全米でも有数の安全なサークルのひとつとなった。2020年、車線規制と路肩ストライプが追加された。
■“pick your own adventure”Traffic Circle”
ロングビーチ市の前市長であるガルシア氏は、「このトラフィックサークル(環状交差点)は、ロングビーチの心臓部分であり、古くからここを中心に様々なビジネスが栄えています。そして、この交差点からいろいろな方向に行けて、いろいろな夢や冒険が広がっているのです」だとコメントした。
■OCからLAへのコミューターに便利
現在、このサークルは1日6万台以上の車両を受け入れており、そのほとんどが南のオレンジ郡からロサンゼルス郡方面にある職場に向かう通勤客。交差点に入る時は、サークル内を走っている車に接触しないよう絶妙なタイミングと、走る車の輪を乱さないスピードが大事。毎日の通勤で利用するコミューターの方々だからなのか、なんとも、皆さんリズミカルな走りっぷりをみせている。迷惑運転者もいない。交通渋滞もまったく無し。
(8/29/2023)
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