【ロサンゼルス27日】ロサンゼルス市警察(LAPD)は、今夏に開催されるFIFAワールドカップ関連イベントに備え、過去数十年で最大規模となる警備体制の準備を進めている。市内各地で行われるファンフェスティバルやファンゾーンに多くの観客が集まる見通しで、安全確保が最優先課題となっている。
警察幹部によると、今回の対応規模は「自身の29年のキャリアの中でも最大級の展開の一つ」とされており、特にロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで行われる公式ファンフェスティバルが重点警備対象となる。この会場では最大4万人規模の観客が想定され、スタジアムでは試合のライブ中継や音楽イベントなどが実施される予定である。
また、ロサンゼルス郡内では合計10カ所のファンゾーンが設けられ、ワールドカップ期間中の約39日間にわたり関連イベントが続く見込みである。警察はこれら複数会場に警備リソースを分散させつつ、来場者が安全かつ安心してイベントを楽しめる環境づくりを目指している。
一方で、LAPDは人員不足という課題も抱えており、今後の大規模イベント対応への影響が懸念されている。市当局は必要な人員確保に向けた調整を続けているが、限られた予算や採用状況の制約もあり、運営体制の維持が課題となっている。
ロサンゼルスは2026年のワールドカップ、さらに2028年のオリンピック開催を控えており、今回の警備体制強化はその前哨戦ともいえる重要な準備段階となっている。
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