メトロ理事会がサウスベイ交通計画を承認、ホーソーン大通り沿いのK線延伸(1/23)

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【トーランス23日】ロサンゼルス・メトロ理事会は、サウスベイ地区のホーソーン大通り沿いに高架鉄道線を建設する計画を全会一致で承認した。この決定にトーランス市は失望を表明している。
 メトロの「Cライン・トーランス延伸プロジェクト」は、マリン・アベニューのレドンドビーチ駅からトーランス・トランジット・センターまでライトレールを延伸するもので、新たに4.5マイルの線路が追加される。
 路線計画には、ホーソーン大通り沿いルートか、既存の貨物列車用路線(メトロ専用地帯:ROW)沿いルートかの2案が検討されていた。
 ROW案には、主にローンデール地区の住民から反対意見が上がった。理由は、住宅地近くを線路が通るため直接的な影響を受けるということと、列車が1日1~2本しか走らないことから、土地が公園スペースのように利用されているため。メトロ職員によれば、メトロROWに隣接する178戸の住宅が影響を受ける見込みだった。
 メトロのROW案では、既存線路に加え2本の新たな線路を敷設する計画だったが、メトロ理事会はこの案を採用せず、代わりにホーソーン大通り案を承認する投票を行った。
 トーランス市は22日の理事会投票から数時間後、用地取得計画を支持していた同市は、K線/C線延伸計画について「深い失望」を表明する声明を発表した(旧グリーンラインのC線は現在K線として運行されている)。
 ジョージ・K・チェン市長は22日の投票に先立ち声明を発表し、この用地取得計画を「最も現実的で常識的なアプローチであり、最短の工期と最低のコストを実現するもの」と評した。チェン市長は、「この案はサウスベイ地域全体への影響が最小限で、企業や住民への悪影響を回避し、これまでの投資を基盤として早期に地域社会に実質的な利益をもたらす」と述べた。
 メトロ当局者は、ホーソーン・ブールバード案には大規模な土地収用が伴うと説明。これにはボルボ・カーズ・サウスベイ自動車販売店とサウスベイBMW/ミニ自動車販売店が含まれ、いずれも市に多額の地方消費税収入をもたらしている。
 トーランス市はロサンゼルス郡で3番目に多くの売上税を生み出しており、郡内最大かつカリフォルニア州で2番目に大きいショッピングセンター「デルアモ・ファッションセンター」を擁する。市当局によると、ホーソーン大通りはこれらの商業施設や地域拠点への主要な玄関口として機能し、1日あたり約7万台の車両が通行している。
 メトロ当局者は、ホーソーン大通り計画に必要な34億ドルの資金のうち確保済みはその半分で、こちらの計画を実施する場合、州および地方レベルで追加資金調達を迫られると述べた。
 完成予定時期は2030年から2033年の間と見込まれている。

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