エンゼルスが長年捕手を務めたカート・スズキ氏を監督に招聘(10/23)

【オレンジ郡23日】ロサンゼルス・エンゼルスは21日、数人の元選手を候補に選考を重ねた末、元捕手のカート・スズキ氏(42)を新監督に招聘したと発表した。
 スズキ氏はメジャーリーグで16シーズンプレーし、最後の2シーズンはアナハイムのエンゼルスで過ごした。2022年に引退後、球団フロントにゼネラルマネージャー特別補佐として加わっていた
 オレンジ郡との縁は大学時代にまで遡る。ハワイ出身のスズキ氏はカリフォルニア州立大学フラトン校の2004年カレッジワールドシリーズ優勝チームの主力選手の一人で、優勝決定戦では決勝打となる打点を記録した。
 スズキ氏は、エンゼルス加入前にオークランド・アスレチックス、ミネソタ・ツインズ、アトランタ・ブレーブス、ワシントン・ナショナルズでプレーした。ナショナルズでは2019年のワールドシリーズ制覇を経験している。
 2014年のオールスター選出選手で、通算打率.255、143本塁打を記録した。
 スズキ氏は、10年以上ポストシーズンから遠ざかっているエンゼルスを率いるという課題に直面する。同地区のライバルであるロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ進出を決める一方、エンゼルスは72勝90敗でアメリカンリーグ西地区最下位に終わった。ただし2024年の63勝99敗からは改善している。
 今シーズン終了時に監督職が空席となったのは、球団が2シーズン務めたロン・ワシントン氏との契約を解除すると発表したため。ワシントン氏は6月にエンゼルスを離れ、後に冠動脈バイパス手術を4回受けたことを公表した。ワシントン氏はベンチに復帰せず、レイ・モンゴメリー氏が暫定監督を務めたが、同氏がスズキ監督の下でスタッフに残留するかは不明だ。
 スズキ氏は、長年指揮を執ったマイク・ソーシア氏が2018年に解任されて以来、エンゼルスで5人目の常勤監督となる。

※画像:https://www.instagram.com/p/DQFa-N8ksaR/?hl=en

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