【ロサンゼルス13日】ロサンゼルス郡当局は、最近の山火事の跡地付近で土石流が発生する可能性のある降雨が予想されるため、避難勧告を発令した。
ロサンゼルス市は月曜日、パシフィック・パリセーズやマリブを含む、パリセーズ山火事の焼失地となる複数の地域に避難勧告を発令した。
ロサンゼルス消防局は、避難勧告は月曜日の夜10時から水曜日の早朝まで継続される見込みだと述べており、ロサンゼルス市警察の警察官が危険性の高い住宅を戸別訪問し、住民に避難の選択肢を伝える予定。
マリブ市当局は、パリセーズ火災の焼け跡にあるパシフィック・コースト・ハイウェイ沿いを含む一部の地域に避難勧告を発令した。また、2024年12月に発生したフランクリン火災の現場付近の地域、ペパーダイン大学キャンパスにも、別途屋内退避勧告が発令されており、これらの勧告はいずれも、水曜日の朝まで暫定的に継続される予定だという。
ロサンゼルス郡は、イートン火災の焼け跡付近の住民にも警戒を呼びかけている。月曜日には、保安官局がイートン火災付近の住民に対し避難勧告を発令し、住民はいつでも避難できるよう準備しておくよう呼びかけた。
「アルタデナのサン・ガブリエル・フットヒルズ付近にお住まいの方は、避難の可能性に備えてください。大切な家族、ペット、そして避難に必要な物資を集めてください。避難に時間が必要な方は、今すぐ避難することを検討してください」とロサンゼルス郡保安局は発表している。
避難勧告の案内がは、AlertLA.orgで確認ができる。
南カリフォルニアでは月曜夜に雨が降り始め、火曜から水曜にかけては所々で雨が続くと予想されている。国立気象局は、この地域の大部分に洪水注意報を発令しており、雷雨、局地的な強風、竜巻の発生が懸念されている。洪水注意報は火曜午後まで発令されており、住民は不要不急の車の運転を避け、可能な限り屋内にとどまるよう呼びかけられている。
