「Dick’s Sporting Goods」が「Foot Locker」を24億ドルで買収 グローバル・プラットフォーム構築へ(5/16)

【ロサンゼルス15日】「Dick’s Sporting Goods」は15日、経営不振に陥っている靴メーカー「Foot Locker」を24億ドルで買収すると発表した。

 「Dick’s」は、「Foot Locker」を独立ユニットとして運営し、「Kids Foot Locker」「Champs Sports」「WSS」、日本のスニーカーブランド「atmos」を含む「Foot Lockerブランド」を維持する予定だと述べた。

 「Foot Locker」の株主は、現金24ドルか、所有する「Foot Locker」株1株につき「Dick’s」の普通株0.1168株を受け取るかの選択をすることになる。

 「Dick’s」のローレン・ホバートCEOは声明で、「スポーツとスポーツ文化は引き続き大きな力を持っている。今回の買収により、消費者に親しまれる象徴的なコンセプト、強化された店舗デザイン、オムニチャネル体験、そしてさまざまな顧客層にアピールする商品構成を通じて、進化し続けるニーズに応える新たなグローバル・プラットフォームを構築する」と述べた。

 運動靴メーカーはアジアでの生産に多額の投資を行ってきており、フットウェア業界は、トランプ政権による他国、特に中国との貿易戦争への懸念を強めている。

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