【ロサンゼルス26日】ロサンゼルス・ダウンタウンの連邦ビルで25日、コスタ・メサ在住でロシア国籍のマクシム・ザイツェフ被告(35)が米移民税関捜査局(ICE)職員の小指を噛み、連邦検事局に起訴された。
ザイツェフ被告は、起訴通り有罪になれば連邦刑務所での最高刑20年に直面することになる。
訴状に添付された宣誓供述書によると、ICEは25日に、ザイツェフ被告に対しロサンゼルス・ダウンタウンにある連邦ビルへ来るよう要請するG-56レターを発行した。G-56レターは、入国手続きの際に発行される一般的な書式。
訴状によると、ICE職員がザイツェフ被告の逮捕令状を取っており、ザイツェフ被告を制止しようとしたところ暴れ出し、職員の手を強く噛み、骨折させたという。逮捕令状の内容は不明。ICE職員と国土安全保障省の警官は、連邦ビルでザイツェフ被告を拘束した。ザイツェフ被告は手錠をかけられた後に興奮し、妻と思われる女性に向かって叫ぶなどの行動をとったという。