【ロサンゼルス27日】4月に前立腺がんで死亡した元フットボール・スター、O.J.シンプソン(享年76)のハイズマン・トロフィー、ゴルフクラブ、高級スポーツ用多目的車、そして運転免許証までもが、自らの死後も背負った負債を返済するために、間もなく売却されることになりそうだ。
ネバダ州の遺言検認判事は26日、シンプソン氏の遺産を管理する弁護士による、同氏の個人資産を競売にかけるという提案に同意した。
この競売でどれだけの金額が集まるかは不明だが、殺人事件の被害者ロン・ゴールドマン氏の遺族による民事請求の一部の支払いに当てられるようだ。ロン・ゴールドマン氏の父親であるフレッド・ゴールドマン氏がこのほど、シンプソンの遺産に対して1億1700万ドルの債権者請求をクラーク郡地方裁判所に提出したことがわかっている。