ICE、ISIS-Kとの関係が疑われる8人を逮捕 LA、NYなどで移民法違反 (6/12)

【ロサンゼルス11日】米国移民関税執行局(ICE)はこのほど、テロリスト・グループ「ISIS-K」との関係が疑われるタジキスタン人と思われる外国人8人をロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィアでそれぞれ逮捕した。8人は現在、移民法違反の罪に問われている。

 情報筋によると、逮捕の理由はテロ計画が活発に行われていたためではなく、懸念される情報が法執行機関に知らされたため。逮捕のニュースはニューヨーク・ポスト紙が最初に報じた。

 今回の逮捕は、FBIのクリストファー・レイ長官が4月に、南部国境での人身密輸がテログループとつながっている可能性のある人々を呼び寄せている、と警告してから数カ月以内に行われた。

 8人は、米国に入国する際に法執行機関の審査を受けており、その時点ではISISとのつながりは見られなかったという。

 FBIと国土安全保障省は声明で、逮捕はFBIの合同テロ対策部隊と緊密に連携して実施されたと述べ、逮捕された人物は強制退去の手続き中で、ICEの保護下にあると付け加えた。 

 「ISIS-K」は、アフガニスタン東部を拠点とする過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織。

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