夏のお悩み「近所の騒音」アメリカでの通報の仕方|知って楽しい豆知識VOL.3

住宅がひしめくロサンゼルスのような大都市での暮らしに付きものなのが「騒音」。特にこれから暑い夏に突入し窓を開けることが多くなると、さらに外部からのノイズが入りやすくなる。「どんな騒音に悩まされているか」をLA在住の人々に聞いてみると、多かったのが

①アパートの隣の部屋に住んでいる人のステレオ・テレビの音
②近所の一軒家で若者たちがパーティをして、夜遅くまで大音量で騒ぐ
③路上駐車している車のセキュリティアラームがうるさい
④近所の犬の鳴き声が止まない
⑤近所の家が朝早くから爆音で芝刈り機を稼働させている
⑥朝早くから始まる工事現場の音に悩まされる

などのコメント。特に夏場は上記の②にあるように、庭でのBBQパーティなど人々が集まる屋外イベントも増え楽しいシーズンではあるが、度が過ぎると近所への迷惑にもなってしまうので、パーティ主催者側も注意が必要だ。

■あんな騒音やこんな騒音。
もうガマンできない!どこに相談する?

 騒音の苦情に関する通報は、自分が居住している市、または最寄の警察署の非緊急回線に連絡する必要がある。(例:ロサンゼルス市に居住している人の場合は、電話番号877-ASK-LAPD)。
 隣人や近所の住人による騒音は、テレビ、ステレオを大音量で鳴らして迷惑をかけているケースや、大音量のパーティによるものが多い。このような苦情は、その騒音が断続的、時折、または突発的なものであるため、自分が住んでいる最寄りの警察署で対応してもらうのが最善とされる。

 車のセキュリティアラームは、LAエリアで年々増加する車の盗難を防止するために必須。しかし、取り扱い方を誤ると近所迷惑にもなり得る。カリフォルニア州やロサンゼルス市条例の一部には、警察官が到着した時点で車両盗難警報システムが20分間作動しており、その時間内に警報が鳴り止まなかった場合、警察官は苦情を申し立てた上で車両を撤去することができると記載されている。

 LA市では、工事関連の騒音に関する規制では、午後9時から翌日の午前7時までの間、工事や修理作業を行うことが禁止されている。ただし、この条例には例外もあるため詳細については、LA市警察の騒音取締チーム(Noise Enforcement Team)まで問合せを。同チームは、早朝のゴミ収集、早朝の配達、早朝の工事、ナイトクラブからの音楽など様々な騒音の苦情を調査している。
参考:LAPDホームページ

■近所の犬の鳴き声、どうしたらいい?

 大切な家族の一員であるペット。飼い主が責任を持って適切なケアを行っていないと、犬の鳴き声なども近所全体への迷惑行為になってしまう。犬の鳴き声やその他の迷惑行為に関する苦情は、すべて各市の動物管理課が担当している。苦情当事者の名前など詳しく書面で提出する必要があるので、悩みを抱えている方は問合せを。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。