UCアーバインで元学生が飛び降り自殺、母親も殺害か(12/15)

【アーバイン14日】UCアーバインの社会科学部が入る建物前で13日午後、同校元学生のアンドリュー・グエン・ドアン容疑者(36)と母親のタオ・ティ・ドアンさん(77)が死亡しているのが発見された。警察は、ドアン容疑者が建物から母親を投げ落とした後、飛び降り自殺をしたとみて、殺人および自殺の両方で捜査している。

 ドアン容疑者は、2017年9月から2019年6月までUCアーバインに在学し生物科学を専攻していたが、卒業はしていない。

 犯行の動機などは不明だが、警察は過去に複数回ドアン容疑者と接触しており、最近では2019年に精神衛生上の問題を理由にドアン容疑者と会ったという。

 また、オレンジ郡高等裁判所の記録によると、ドアン容疑者は2020年7月、約1年前に精神病院で起こした性的暴行の容疑で有罪を認めているドアン容疑者の母親は2019年9月26日に息子のドアン容疑者のために10万ドルの保釈金を支払っており、ドアン容疑者にはその後、156日間の懲役と3年間の保護観察処分が言い渡された。ドアン容疑者の保護観察処分は今年の7月22日に終了していた。

 UCアーバインは9日に秋学期を終えていたため、遺体発見時に現場にはほぼ学生はいなかったが、大学側は14日、この事件の影響を受けた学生らにカウンセリングを実施するとしている。

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