パサデナ市とロングビーチ市、屋内マスク着用を義務化しない方針 (7/27)

【ロサンゼルス26日】ロサンゼルス郡が、屋内でのマスク着用義務化の復活を検討している中、独自の保健局をもつパサデナ市とロングビーチ市は26日、ともにマスク着用の義務化を行わない方針を発表した。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局長は26日、郡内のコロナ感染者数と入院者数、および死者数が落ち着きのサインを見せていると説明。今週後半にも実施を計画していた屋内でのマスク着用義務化を、いったん見送る可能性が出てきた。25日夜には、ビバリーヒルズ市の市議会が、郡の屋内マスク着用義務化が復活した場合でも、それに従わない方針を全会一致で決議したばかり。

 パサデナ市公衆衛生局は、約10日間のコロナ感染率と入院率が減少傾向であることが、屋内でのマスク着用を義務化しない理由とした。ロングビーチ市も同様の声明を発表し、「屋内でのマスク着用を強く推奨するが義務化はしていない、カリフォルニア州公衆衛生局の方針に今後も従う」と述べた。 

 ロサンゼルス郡参事の中でも、屋内でのマスク着用義務を復活させることに懐疑的な者もおり、バーガー参事官は、「コロナ対策でのマスクの効果は認めるが、着用を義務化したところで、”着用を強く推奨”する現行ルールを上回る効果が期待できるとは思えない」と述べている。

 

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