独立記念日を前に、違法花火の取締りを強化(6/17)

【ロサンゼルス16日】7月4日の独立記念日を約2週間後にひかえ、ロサンゼルス市内では違法花火の打ち上げを取り締まる動きが活発化している。

 2年前、独立記念日の違法花火が原因で火災が発生したシミバレーでは、市当局が警告を出した。現在深刻化する干ばつに加え、暑い気候と乾燥した丘陵地は、火災が発生した際に被害を一気に拡大させる恐れがある。

 ロサンゼルス市では、7月4日の前後には通常、医療機関への緊急通報が400件を超えるという。火災発生の危険性に加え、違法花火は、自閉症の子どもや心的外傷後ストレス障害に苦しむ退役軍人、ペットなどにもトラウマを与える可能性がある。

 ロサンゼルス市消防局のエリック・スコット・キャプテンは、「違法花火は毎年、何千人もの負傷者を出し、多くが緊急治療室へ運ばれる。悲劇的なのは、その40%が子どもだということだ」と話し、注意を呼び掛けた。

 市当局はまた、FacebookやCraigslistなど、ソーシャルメディア上での違法花火の売買や広告についても監視を強化している。7月2日には、ミッションヒルズのブランドパークで、花火の買い戻しイベントを開催し、違法花火をギフトカードに交換するという。

 

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