病気やケガのペリカン保護が急増 12日以降で101羽以上(5/19)

【ロサンゼルス19日】鳥類保護団体「 International Bird Rescue」のロサンゼルス野生生物センターは、南カリフォルニア全域で負傷したり病気のブラウンペリカンが数多く保護されていると報告。病気の原因は分からず、救助隊員らが調査を続けている。

 同ロサンゼルス野生生物センターには5月12日以降、負傷したり病気になった101羽以上のブラウンペリカンが運び込まれ、今週はさらに増えると予測されている。中にはゴイサギやマガモもおり、ペリカンの多くは、複数の釣り針をつけた状態や、車にひかれて負傷、またはただ寒さに凍えて飢えた状態でレスキューされている。

 鳥類保護専門家のレベッカ・デュア博士は、「幼鳥と生後2年目の鳥、そして成鳥が混在して保護されていることから、食料供給の問題によるのではと考えている」と説明。保護団体も、鳥が十分なエサを見つけられなかったり、エサを探す時に釣り針に引っかかるなどのリスクが増えていると予測する。

 保護団体は、パシフィック・コースト・ハイウェイ沿いなど、通常は降り立たない場所でペリカンを見かけた時は注意をし、ケガをしているようなら、 「International Bird Rescue」のヘルプライン(310-514-2573)へ連絡するよう呼び掛けている。

 

 

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