ロングビーチのスタバ2店が労組結成に向け投票、労働条件改善求め(4/25)

【ロングビーチ25日】ロングビーチ市にあるスターバックス2店鋪の従業員らが今週から、労働組合結成の是非を問う投票をスタートさせる。

 この2店舗は、3390 E. 7th St. と4833 Candlewood St.にある店。可決されれば、「スターバックス労働者連合(Starbucks Workers United)」のもと組合を結成する、南カリフォルニアで最初の店舗になる。従業員は25日から投票を開始し、5月13日までに集計される予定。

 従業員の一人は、「コロナパンデミックで店舗閉鎖も強いられ、家賃などに影響が出た。その時は2つ目の仕事をすることを強いられた」と話す。ロングビーチ市のロバート・ガルシア市長は24日、市内のスタバを訪れ、名前を聞かれると「Union Strong」と答えてコーヒーをオーダーし、組合結成への支持を示した。

 スターバックス労働者連合によると、全国で20店舗以上がすでに組合を結成しており、少なくとも200店舗が手続き開始へ書類を提出済みだという。

 スターバックスのハワード・シュルツCEOは4月10日のブログで、「我々は、スターバックスのすべてのパートナーと建設的に前進する予定だ」と表明。一方で、「一部のスタバ店舗では組合組織者が異なるビジョンを提唱しており、それに気を取られてはいけない。組合結成の焦点になっている、対立、分裂、不和がスターバックスあるいはそのパートナーの利益にはなり得ない」とも言及した。

 全国労働関係委員会は22日、スターバックスが組合結成活動に関わった労働者3人に報復したと主張し、スターバックス側にそれを禁じる命令を出したと発表。この内容によると、スターバックスが従業員2人を解雇し、残りの1人を無給休暇にしたとしている。

 

 

 

 

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