【ニューヨーク19日】モデルナ社のオミクロン・コロナウイルスに対するワクチン候補は、今後数週間のうちに臨床開発に入り、3月頃には規制当局とデータを共有できる見込みであると、ステファン・バンセルCEOが月曜日に述べた。
モデルナは、COVID-19に対するブースターと実験的なインフルエンザ予防接種を組み合わせた単一ワクチンも開発している。(https://reut.rs/3FAeyya)
バンセル氏によると、最良のシナリオは、少なくとも一部の国では2023年の秋までにCOVID/fluの混合ワクチンが利用できるようになることだという。
多くの国が、特に高齢者や免疫不全の人に、既に3回目のCOVID-19ワクチンを国民に提供しており、イスラエルは、4回目の接種を国民に提供し始めている。
1月初め、モデルナ社のCEOは、COVID-19に対するブースターの効果が今後数カ月で低下する可能性が高いため、2022年の秋には国民が4回目の接種を必要とする可能性があると述べている。しかし、ブースタープログラムは、追加投与が可能になるかどうか、またどの程度広く行われるべきかをめぐって、一部の疾病専門家から懐疑的な意見が出されており、欧州連合の医薬品規制当局も4回目のブースター投与の必要性に疑念を表明している。