【ワシントン15日】1月が近づくにつれ、より多くの労働者がオフィスに出勤するとみられいる。しかし、一斉にではなく、また、週5日ではないかもしれないが、2022年には米国の労働力の多くが本格的に職場復帰を開始することになると思われる。
ワシントン大学医学部の客員教授である重症肺専門医のVin
Gupta博士によれば、現在の在宅勤務者をすぐに復帰させるよりも、少なくとも4月か5月まではオフィスから遠ざけるべき理由の方が多いだろうという。
米国では、デルタ株が、主にワクチンを接種していない人たちの間で、いまだに多くの死者を出しており、2022年にはオミクロン株が大きな要因になると予想されている。また冬はウィルス感染病にとっては、絶対に悪い方向に向かう可能性がある季節だということを忘れてはいけないとしている。
そして、今後数週間から数ヶ月の間にオミクロンが主流になるだろうと付け加えた。
オミクロンのせいだけではないが、多くの企業がオフィスへの復帰計画を延期している。アップルは、オミクロンのニュースが流れる前から、復帰を2月に延期していた。グーグルは、オミクロンの出現以来、1月10日に予定していた復帰を延期した。メタ社は、まだ復帰していない従業員に対して、復帰を3~5カ月延期するオプションを提供している。
Gupta博士は、企業がオフィスで働くすべての人にブースターを含む3回のCovidワクチン接種を義務付け、「ワクチンバブル」を作ることで、今よりも安全に進める方法があると述べた。
米国の感染症専門家であるアンソニー・ファウチ博士は、日曜日にABCのテレビインタビューで、ブースターを含む3回の接種が「最適なケア」であると述べたが、米国政府は「完全なワクチン接種」の定義を変更することはないという。
コビットによる死亡者数は依然として米国内で週に1万人に達すると予測されており、金曜日の時点で米国内の25の州でオミクロンが検出されていることから、少なくとも数ヶ月間は死亡者数がそのレベルで停滞する可能性が高く、ワクチンバブルを作らない企業が従業員に4月か5月までは戻らなくてもよいと伝えるべき理由の一つであるとGupta博士は述べている。