【ロサンゼルス29日】アメリカで発生しているサルモネラ菌による食中毒の集団感染で、感染者数が全米17州で98人に達しました。連邦当局は、回収された卵が主要な感染源である可能性が高いとして調査を進めていますが、すべての感染経路が特定されたわけではなく、別の原因が関係している可能性もあるとしています。
今回の感染拡大では、少なくとも26人が入院しました。現在のところ死亡者は報告されていません。
調査当局によりますと、原因として注目されているのは、インディアナ州に拠点を置く「Midwest Poultry Services」が生産した殻付き卵です。同社は、テキサス州の農場で6月6日から7月3日までに生産・出荷された卵について、サルモネラ菌汚染の可能性があるとして回収を実施しました。
回収対象となったのは、白い殻の卵とケージフリー(平飼い)の茶色い卵で、約160万カートン、個数にすると約1900万個に上ります。対象商品には7月20日から8月17日までの販売期限または賞味期限が設定されていました。
これらの卵は、テキサス州とルイジアナ州のKroger店舗、さらにBrookshire Groceryの店舗を通じて販売されました。流通地域には、テキサス州のほか、オクラホマ州、アーカンソー州、ニューメキシコ州、ミシシッピ州などが含まれています。
消費者が確認すべき対象商品の識別情報
当局は、消費者に対し、冷蔵庫にある卵のパッケージを確認するよう呼びかけています。対象となる主な識別情報は以下の通りです。
■ 生産施設コード
・P-1950
・0840962
■ 生産・流通期間
・2026年6月6日から7月3日までに生産・流通された商品
■ 賞味期限・販売期限(Sell-by / Best-by)
・2026年7月20日から8月17日まで
対象となる卵のパッケージには、上記のコードや日付情報が印字されています。該当する商品を見つけた場合は、食べずに廃棄するか、購入店舗へ返品するよう求められています。
食品医薬品局(FDA)などによる調査では、回収対象の卵と感染者から検出されたサルモネラ菌株との関連性が確認されています。一方で、当局はMidwest Poultry Servicesの卵だけでは、確認されているすべての患者を説明できないとしており、追加の感染源についても調べています。
サルモネラ菌に感染すると、発熱、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあります。特に幼い子ども、高齢者、免疫機能が低下している人は重症化するリスクがあるため、保健当局は注意を促しています。
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