【ロサンゼルス8日】米国司法省は8日、UCLAの図書館から希少な中国の歴史的写本を盗み偽の文書とすり替えた罪で、フリーモント在住のジェフリー・イン被告(39)に1年間の自宅軟禁と3年間の保護観察などを科す有罪判決を下した。
犯行は2024年12月から2025年7月にかけて行われ、イン被告はUCLAの図書館から21万6000ドル相当の書籍や写本を盗んだ後、2025年10月に「重要美術品の窃盗」という重罪1件について有罪を認めていた。損害賠償額については後日決定される予定。
司法省広報室のプレスリリースによると、イン被告は作品を借りた後、本物の代わりに「偽の原稿」を返却していた。そして、盗難から数日以内に中国へ行き来していたという。
検察当局によると、イン被告はUCLA東アジア図書館で利用登録を行う際、「ジェイソン・ワン」、「アラン・フジモリ」、「オースティン・チェン」など、複数の偽名を使用していた。
UCLA図書館の職員は、写本がなくなっていることに気づき、その行方を調査し始めた。その結果、それらの書籍を最後に閲覧したのは、後にイン被告の偽名であるアラン・フジモリと特定された来館者であることが判明した。
図書館側は、これらの書籍は希少かつ高価であるため、図書館では通常の貸出対象外となっており、予約して借りる必要があるとしている。
警察がブレントウッドにあるイン被告のホテルの部屋を捜索したところ、同被告が図書館から借り出した書籍とスタイルや作風が類似した、白紙の原稿や書類が見つかった。また、捜査当局は、UCLAに返却するために偽の本を作成する際に使用された既製のラベル、オースティン・チェンという名義の偽造カリフォルニア州身分証明書、および他の偽名で登録された図書館カード2枚も発見した。
検察当局によると、2024年12月に盗まれた品物の1つは、中国清朝時代の17世紀の写本だったという。
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