Trader Joe’sやWalmartで販売されたパスタ食品がリステリア食中毒のアウトブレイクに関係か 18州で27人が病気、6人死亡(11/7)

【ロサンゼルス6日】連邦保健当局は、18州でリステリア菌による食中毒が起き、20人以上が入院し6人が死亡したアウトブレイクの原因が、Trader Joe’sやWalmartを含むスーパーで売られていたパスタ食品だった可能性が高いと発表した。
 このパスタ食品は、北カリフォルニアの「Nate’s Fine Foods Inc」で製造された電子レンジで温めて食べる食品で、Trader Joe’sでは「Cajun Style Blackened Chicken Breast Fettuccine Alfredo」、Walmartでは「Marketside Linguine With Beef Meatballs & Marinara Sauce」の商品名で売られていた。これらリコール対象商品の使用期限は9月末から10月初旬。その他、リコール対象商品は、Kroger、Sprouts Farmers Marketなどの全米店舗でも販売されていた。「Nate’s Fine Foods Inc」はこれを9月にリコールし、再度10月にリコールの範囲を拡大した。
 10月末の時点で、このアウトブレイクで6人が死亡し、27人が病気になり、1つの症例では妊婦が感染した末に流産している。
 「Nate’s Fine Foods Inc」が4日に出した声明によると、工場内などの検査がFDAにより行われたものの、今現在にいたるまでリステリア汚染は見つかっておらず、この食品のリコールはあくまでも十分な警戒のためと述べている。
 リステリア食中毒のアウトブレイクは今年6月に始まり、「FreshRealm Inc」製造のチキン・フェットチーネ・アルフレードがリコールされ、9月にこのパスタからリステリア菌が検出された。この時「FreshRealm Inc」にパスタを供給していたのが「Nate’s Fine Foods Inc」だった。
 リコール対象商品についての最新情報はCDCのウェブサイトで、https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/chicken-fettuccine-alfredo-06-25/index.html

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