リバーサイド郡の23の酪農・養鶏場で鳥インフルエンザ陽性 保健当局が発表(1/31)

【リバーサイド郡30日】リバーサイド郡にある少なくとも23の酪農場と養鶏場で、家畜が鳥インフルエンザの陽性反応を示した。保健当局が29日に発表した。

 リバーサイド郡では、鳥インフルエンザの人への感染は出ていないが、「リバーサイド大学ヘルス・システム」は地元住民に対し、商業的農業施設や野生動物がこのウイルスにさらされるケースが増えているため、予防措置をとるよう呼びかけている。今月初めには、ルイジアナ州でこのウイルス(H5N1)の最初のヒトへの感染が報告され、保健当局によると、この感染者はその後入院先の病院で死亡した。

 「米疾病対策センター(CDC)」はルイジアナ州での死亡事故を報告する一方で、このウイルスによる人の死亡は「予期せぬことではない」と指摘。病気の重症度は、ウイルスの遺伝的変化や感染量などに左右されるとし、注意を怠らぬよう促した。

 保健当局によると、米国では昨年から66件、2022年からは67件の鳥インフルエンザのヒト感染例が確認されている。「リバーサイド大学ヘルス・システム」の報告によると、国内で人から人への感染例はない。

 同ヘルス・システムは、ウイルスの感染経路と感染予防のヒントを挙げている:

【ウイルスの感染経路】

・汚染された場所に触れた後や、病死した動物を扱った後に、洗っていない手で目、鼻、口を触る

・ウイルスに汚染された飛沫や埃を吸い込む

・未殺菌の生乳や乳製品の摂取

【感染を防ぐためのヒント】

・動物に触れた後はすぐに手を洗い、その後、目、鼻、口に触れないようにする

・動物との作業中は防護服や靴を着用し、曝露後は着替えやシャワーを浴びること

・動物との作業中は屋外または換気の良い屋内にいること

・感染している可能性のある動物を扱う際には、N95呼吸器などの個人用保護具を着用すること  

 

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