深層部の「癒着」を剥がし取る
〝痛みゼロ〟を叶える独自の治療法
整体師 沖倉国悦 Kuniyoshi Okikura
■沖倉国悦（おきくら くによし）
リハビリスタッフ人数130名が勤務する埼玉県の大グループ法人で係長として部下の育成指導に従事。16年間勤務した病院を退職し、現在は東京表参道にある沖倉治療院【六層連動操法】を拠点として活動中。2019年4月に発売した手技DVDは業界ギネスを更新。他病院・セミナー団体から依頼されて講師としても活動。更に手技を広めるため、講師活動に専念。
■ウェブサイト https://okikurakuniyoshi.com/
■3万人以上の重症患者を治した「六層連動操法」
肩や腰の痛みに耐えきれず、病院で診てもらったら痛みが無くなった。しかし喜んだのも束の間、数日経ったらまた痛くなった―。そんな、いつになったら、どうすれば治るのかわからない辛い痛みに苦しむ３万人以上の重症患者を救い、“痛みゼロ”の人生を実現する治療法『六層連動操法（ろくそうれんどうそうほう）』が今、日本全国の治療家から注目を集めている。この奇跡の治療法といわれる六層連動操法を開発したのが、沖倉国悦先生だ。
「人間の身体は、筋肉を包む筋膜に覆われており、筋膜は、大まかに６層の膜から構成されています。筋肉疲労やケガなどにより筋膜が損傷すると、そこに『癒着』ができてしまいます。この癒着が身体の不調や痛みとなって現れるのです。六層連動操法では、深層部にある強固な癒着を六層になる筋膜や関節を連動させることで剥がし取ります」
■治せる治療家を育てたい
東京表参道で沖倉治療院【六層連動操法】を開業し施術を行うほか、東京と大阪の二拠点で毎月、六層連動操法のセミナーを開催。受講者はこれまでに約１５００人を数える。独自の治療法はどのようにして生み出されたのか。「以前は16年間、病院勤務をしていました。理学療法士として患者さんの治療にあたっていましたが、役職に就いてからは部下の指導や管理業務に追われ診療ができなくなってしまった。それで病院を離れて自分の技術を広める挑戦をしようと決心したんです。患者さんたちは、助けを求めてさまよっています。どこに行っても何をしても治らない。なぜなら原因は『癒着』にあるからです。そこを徹底的に追及し根本解決をすることにより、『初めて治った！』と多くの方々に喜んでもらえるようになりました」。六層連動操法によって一度剥がれた癒着部位は、炎症症状を起こさない限り簡単に再癒着することはないという。
「今後は、海外でもこの六層連動操法を精力的にアピールしていきたいと思っています。その技術を使って治せる人を育てて、さらに世界に広めていきたい」。
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