バイデン大統領、差別発言のLA3市議に辞職求める(10/11)

【ロサンゼルス11日】差別発言がリークし、ロサンゼルス市議会のヌーリー・マルチネス氏が議長を10日に辞任した事態を受け、バイデン大統領は11日、差別発言の現場に居合わせたギル・セディーヨ、ケビン・デ・レオン両市議とマルチネス氏本人の3人に対し、市議会議員を辞職するべきとの考えを示した。ホワイトハウスのカリーヌ・ジャン=ピエール報道官が伝え、「会話で使われた言葉は容認できぬひどいもの」と強く批判した。

 バイデン大統領による市議3人への辞職要求は、ロサンゼルス市のガルセッティ市長、次期市長候補のカレン・バス米下院議員(ロサンゼルス、民主)ら、カリフォルニア州の民主党トップらに続くもの。

 差別発言の現場に同席していたLA郡労働組合連合会のロン・ヘレラ会長は、11日に辞職を表明。しかし、論争の中心であるマルチネス氏は議長辞任にとどまり、休暇を取ると発表している。

 バイデン大統領は、民主党の資金調達パーティーに参加するため、12日にロサンゼルスを訪問する予定で、市議らの差別発言についてもなんらかの意見を述べると思われる。

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