【ロサンゼルス5日】ロサンゼルス郡で今年に入り多発していた、自宅まで後をつけて宝石などを盗む尾行強盗の容疑者としてこのほど、男3人が逮捕された。少なくとも5件の犯行に関わったとみられる。
ロサンゼルス市警(LAPD)の特別捜査班「Follow Home Task Force」によると、逮捕されたのは、エリック・ウィルソン(32)、ジェイオン・スパークス(24)、マシュー・アダムス(18)の3人。容疑者は、今年1月7日、高級レストランで食事をした後、ウエストハリウッドの自宅に帰ろうとした夫婦がエレベーターに乗った際、一緒に乗り込み、夫婦に銃を向け、男性から腕時計や財布、携帯電話を奪った。容疑者3人はまた、これと同日にバーバンクで起きた別の強盗事件と、その一週間後にラ・シェネガ通りで起きた英国人観光客を狙った強盗事件の容疑者でもある。
容疑者3人はまた、1月20日にサンセット通りで、食事中の男性2人から宝石類や財布を奪った4~5人の窃盗団の中の3人であることも分かっている。また、3月30日にUCLAの学生2人が、iPhoneなど14万ドル相当の所持品を盗まれた武装強盗の犯人として、アダムス容疑者の身元が確認されている。
LAPDによると、ウィルソンとスパークスの2容疑者は3月24日に逮捕され、乗っていた車から銃2丁も押収。彼らのアパートからは、盗んだ品と多数の武器が発見された。ウィルソン容疑者は、保釈金を払い3月31日に釈放されている。両者は4月26日に出廷する予定。
アダムス容疑者は、今年に入ってから別の強盗や武器の不法所持ですでに3回逮捕されており、3月31日に交通取り締まり中に逮捕された。45万ドルの保釈金が設定され拘留中で、4月14日に出廷する予定。
同様の強盗事件などについての情報はLAPDまで、電話213-486-6840。