【2026年カリフォルニア社会ニュース】「猫の権利」から「円満離婚」の簡素化、移民保護まで(1/14)

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【ロサンゼルス14日】2026年の新法シリーズ最終回は、私たちの社会生活と環境、そして「人権」にまつわるニュースです。

愛猫家にとっての重大ニュースから、パートナーシップの解消(離婚)に関する手続き変更、そして連邦政府との対立も辞さないカリフォルニア独自の「移民保護」の姿勢まで。

この州で暮らす上で理解しておきたい、社会の新しいルールを解説します。


1. 猫への「爪切除」がついに違法化(法案867)

愛猫家が多いカリフォルニアで、ペットの福祉に関する大きな一歩が踏み出されました。

  • 「野蛮な処置」を禁止

    医学的に必要な場合を除き、猫の爪切除手術(Declawing)が違法となりました。

  • 背景

    爪切除は単に爪を切るのではなく、実際には「指の第一関節や腱を切断する」外科手術であり、長年動物愛護団体から「非人道的で野蛮」と批判されていました。

  • 飼い主の責任

    今後は、爪とぎ板の設置や爪のケアなど、猫本来の習性を理解した上での飼育がより求められることになります。

2. 「円満離婚」がより安く、簡単に(法案1427)

悲しい別ればかりではありません。お互いが合意している場合、夫婦関係の解消がスムーズになります。

  • 共同申立ての要件緩和

    夫婦が円満に婚姻関係を解消・分離する場合の「共同申立て」が、より利用しやすくなりました。

  • 何が変わる?

    これまでは「婚姻期間5年未満」「資産2万5千ドル未満」など厳しい条件がありましたが、今後はより多くのカップルが、弁護士を通じた複雑な裁判闘争を避け、低コストかつ容易に手続きを行えるようになります。

3. カリフォルニア流「移民保護」の強化(法案81 / 法案49)

トランプ政権の移民政策強化を見据え、カリフォルニア州は「州民を守る」姿勢を鮮明に打ち出しています。

  • 「聖域」を守る

    医療機関(法案81)や学校(法案49)において、令状のない移民当局の立ち入りや、職員による移民ステータスの開示が固く禁じられました。

  • 秘密警察からの保護

    ニューサム知事はこれを、連邦政府による強権的な取り締まりから移民を守るための措置と説明しています。病院や学校は「誰もが安心して行ける場所」であるべきという州の強いメッセージです。

4. 警察官の「マスク着用」禁止と身元明示(法案805 / 627)

公権力を行使する側の透明性も強化されます。

  • 顔と名前を隠さない

    執行官(警察官など)は任務中、氏名やバッジ番号を明確に表示しなければなりません。また、身元を隠す目的でのマスク着用も原則禁止されます(医療上の理由など一部例外あり)。

  • 背景

    抗議デモの警備などで、身元不明の警察官による過剰な取り締まりが問題視されたことを受けた措置です。一方で司法省からは「警官を危険にさらす」との反発もあり、議論を呼んでいる法案です。

5. 環境保護か、住宅危機か。建設審査の特例(法案130 / 131)

環境大国カリフォルニアが、背に腹は代えられない「住宅・インフラ問題」に直面し、舵を切りました。

 

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