【ロサンゼルス4日】ロサンゼルス郡のリンゼイ・ホーバス参事と「マリン・マンマル・ケアセンターLA」のメンバーは4日、保護していたアシカの子どもをベニスの海に放し、数ヶ月にわたり海洋動物を苦しめてきた神経毒「ドウモイ酸」の被害がひとまず収束したことを祝った。
「マリン・マンマル・ケアセンターLA」のジョン・ワーナー代表によると、ドウモイ酸は藻類によって生成される天然由来の毒素で、発生は珍しくないが、今年のレベルと期間は著しく長かった。野生生物保護当局によれば、藻の大量発生は通常6月に始まるが、今年は数ヶ月早く発生し、数千頭のアシカ、イルカ、ペリカン、クジラが発作を起こしたり、死んだりしたという。
ワーナー代表によると、今年最初の4ヶ月間で、ケアセンターはホットラインに8,000件以上の通報を受け、ビーチで1,000匹以上の動物に対応し、500匹以上の動物を救助・治療したという。