卒業前の「シニア・プランク」でマリブ高校に数万ドルの被害 関与した生徒らの責任追及へ(6/5)

【ロサンゼルス4日】マリブ高校で3日夜、卒業式を1週間後に控えたシニア学年の生徒ら40人以上が「シニア・プランク」として校舎の窓ガラスに落書きなどをする破壊行為を行い、警察沙汰になっている。被害総額は数万ドルに上る見通し。

 「シニア・プランク」とは、卒業目前の高校最終学年シニアらが学校の歴史に爪痕を残そうとして行う大掛かりないたずらのこと。

 サンタモニカ・マリブ統一学校区のアントニオ・シェルトン教育長によると、落書きなどの学校荒らしは3日夜11時から深夜2時頃までの間にシニアの生徒と同校の卒業生ら40人以上のグループで行われた。

 被害内容は、20の教室のドアを接着剤で開けられなくした、ゴルフカートを階段から突き落とした、複数の時計を壊した、壁にスプレーで不適切な画像を含むメッセージを描いた、テーブルや座席を壊した、など。

 シェルトン教育長は、「このような行為はまったく容認できず、マリブ・コミュニティ全体に悪影響を及ぼす。卒業式までの1週間も含め、生徒たちが責任あるコミュニティの一員として行動することに期待している」と述べた。

 同学校区によると、この破壊行為に関わったと判断された者は責任が追及される。関与が証明された在校生は損害賠償を支払わされ、期末試験の結果が悪かった場合に受け直しができるなどの「シニア・プリビレッジ」の特権を失う可能性があるという。

 マリブ高校の卒業式は6月11日に予定されている。

 学校区と警察はこの事件に関しての情報提供を求めている。電話番号は818-878-1808。

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