LA郡の半数がワクチン接種完了 30歳~49歳の入院増加に懸念も (5/26)

【ロサンゼルス25日】ロサンゼルス郡当局が24日に発表したデータから、16歳以上の同郡在住者の約半数に相当する420万人近くが、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したことが分かった。

 年齢別に見たワクチンの接種率は、優先的に接種を受けた65歳以上の高齢者が最も高く、72%となっている。16歳から64歳までだと46%。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は、各年齢層で感染状況に改善が見られるものの、ワクチン接種率が低い若者層が今後コロナウイルスの伝染源となり、さらには感染した際に重症化する可能性があると懸念を示した。

 フェラー局長によると、4月1日から5月15日の間にコロナで入院した患者数は、30歳から49歳の年齢層が最も多く、600人以上だった。この年齢層は、4月以前はコロナでの入院率がその他の年齢層に比べて低かった。同局長は、高いワクチン接種率で高齢者の感染危険度が減る中、仕事や人の世話などでコロナ感染への可能性が高いこれらミドルエージのグループに、ワクチン接種を呼び掛けた。

 

 

 

 

 

 

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