最先端テクノロジーを生かし
より多くの成功へと導く (後編)
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フランク・イエリアン,MD,PhD(Life IVF Center 院長)

アメリカでは毎年、何百万人もの人が不妊の悩みに直面している。そんな人々を救うべく最先端医療に情熱を燃やす医師がいる。不妊治療専門医であるフランク・イエリアン,MD,PhD(Life IVF Center院長)だ。イエリアン院長へのインタビューを前編・後編の2週に続けてお届けする。
不妊治療専門医であるフランク・イエリアン,MD,PhDは2010年、不妊治療施設「Life IVF Center」オープンし、現在アーバイン市とアーケディア市の2拠点を展開。全米でも数少ない「Natural Cycle IVF(自然周期体外受精)」を採用する同センターでは、過去14年間で5000人以上の赤ちゃんの誕生をもたらすことに成功している。
長年医療の世界で治療と研究に従事するイエリアン院長。その原動力はどこからくるのか。「私の母は故郷中国で産婦人科医をしていました。田舎町でしたから産婦人科医も少なかったこともあり、地元の人々をたくさん支えてきました。そんな母の背中を見て、私は子供の頃から立派な医師になりたいと思うようになりました」
中国で浙江大学医学部を卒業後に渡米、ミシガン州立大学で生殖内分泌学・発生生物学の博士号を取得。「同大学で師であるリチャード・デュクロ博士と出会いがありました。デュクロ博士のラボでは、サル類を用いた体外受精の研究を行っていました。ここでの経験が私が本格的に体外受精の分野に入っていったきっかけとなりました」。また、ウェイン州立大学の体外受精プログラムに発生学者・博士研究員として参加、ミシガン州で最初の卵細胞質内精子注入法 (ICSI) を実施するなど研究を重ね、さらに2009年には世界最大規模で最も成功している体外受精プログラムを提供する東京の加藤レディースクリニックに勤務。同クリニックでの経験について「加藤博士からいただいた機会があったからこそ、今日の自分がある」と話す。
「数人で始めたLife IVF Centerは現在では80人のスタッフを抱え、より多くの人々の成功に貢献しています。当センターには、臓器予備能が低下し母体年齢が高くなり、体外受精が困難な多くの患者さんが世界中から来院されます。例えば、ある重度の子宮内膜症の患者さんは子宮を摘出。それでも赤ちゃんを授かりたいと近所のクリニックで体外受精を受けたところが失敗。そこで当センターでは精密体外受精を行い、8倍の受精卵を5つ得られるという素晴らしい結果を出した。現在、彼女も我々も胚移植を待ちながら妊娠を待ち望んでいるところです」
イエリアン院長をはじめ大勢のLife IVF Centerスタッフたちの情熱が新しい医療技術を発達させ、より多くの人々に恩恵をもたらすことは間違いない。

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