LA郡でフェンタニル100万錠の麻薬取引、男2人に禁固10年の実刑判決(8/15)

【ロサンゼルス14日】連邦地裁判事が13日、100万錠のフェンタニルを販売目的で所持し昨年ロサンゼルス郡で逮捕された男2人に対し、それぞれ10年の禁固刑を言い渡した。

 禁固刑が言い渡されたのは、フロレンシオ・カマチョ・アラン被告(29)とジェラルド・ガクシオーラ・パティーニョ被告(30)でともにメキシコ国籍。錠剤はLA郡で販売されたが、取引はメキシコの麻薬ブローカーによって事前に調整されていた。

 DEAの「2024年国家薬物脅威評価」によると、フェンタニルは国家にとって最大かつ最も緊急な対応を必要とする薬物の脅威。米国麻薬取締局は、フェンタニルはモルヒネの100倍、ヘロインの50倍の効力があり、近年アメリカ人の麻薬関連死が過去最高を記録している主因であると説明している。

 南カリフォルニアでは、米国の多くの地域と同様、検察当局が郡レベルで、フェンタニルによる死亡事件に関連した被告のディーラーに対して殺人容疑を追及するケースが増えている。

 連邦検察当局によれば、2022年9月から2023年3月までの間に、2人の被告はもう1人の容疑者と協力して数千錠のフェンタニルを流通させ、1錠75セントで販売していた。被告らは最終的に、約1,016,270錠(重さ約241ポンド)のフェンタニルを所持していたことが判明した。

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