SoCalGas社、「地盤の動き悪化 」でランチョ・パロス・バーデスへの天然ガス供給を停止(7/29)

【ロサンゼルス27日】SoCalGas社は29日(月)午前9時から、ランチョ・パロス・バーデスの「Portuguese Bendコミュニティー」への天然ガス供給を停止する計画を発表した。継続する地盤の動きの悪化が原因で、このコミュニティーに建つ130軒あまりの家屋が影響を受けることになる。

 SoCalGas社が27日に発表した声明によると、この地域の地盤の動きが悪化しているために、天然ガスサービスを提供し続けることは危険と判断したと説明。予期せぬサービスの中断を詫びた。  

 同エリアでは昨年末以来、壊滅的な土地移動の連鎖が発生。これまでに、状況改善に向けたかなりの対策が取られ、土地の移動に対応するために600フィート以上のパイプラインを移設したり、フレキシブル・ジョイント・ラインを設置、緊急時にガスラインを素早く遮断できる新しい隔離弁を設置したりしてきた。 

 この間、複数の家屋が破損したりレッドタグがつけられた。今年はじめには、ニューサム知事が緊急事態を宣言した。

 現時点では、ガスが使えない家に留まるかどうかは住民の判断に委ねられ、避難勧告や避難命令は出ていない。

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