VOL.26 単位がややこしすぎる件
アメリカの小児科や産婦人科でひそかに大変なこと。
それは単位である。
子供が熱が出た時は
「38度(℃)あります」
じゃなくて「100度(℉)」
と華氏での回答となる。
そこまでは事前に変換して準備して行くのだが、
「では平熱は?」
と聞かれると、「しばしお待ちください。変換します!」と言って、慌てて華氏摂氏変換サイトを開く。
妊婦健診はもっと大変だ。
ドクター:何度目の妊娠ですか?
私:3度目です。
ドクター:1人目のお子さんは何パウンドで生まれましたか?
私:少しお待ちください。変換します。
私は慌てて3,100gが何lbなのかを調べる。
ドクター:では、2人目は?
私:また変換するので待ってください。
私は慌てて2900gが何lbなのか確認する。
ドクター:あなたの妊娠前の体重は?
私:変換します。
私はまた急いで◯◯kgが何lbなのかを調べる。
ドクター:ちなみに1人目の出産時のお子さんの身長は?
私:お待ちください。
私はまた慌てて49cmが何feetなのかを調べる。
小児科も産婦人科もスマホが欠かせないのだ。
学生の頃からアメリカに住んでいる友達に、「アメリカの病院って大変やわ」と愚痴をこぼすと、彼女はこう言った。
「そんなん調べなくていいよ!ドクターに調べさせたらいいっしょ!私はいつも熱は℃!体重はg!身長だけはfeetで答えるし、あとはドクターに調べさせたらいい」
アメリカ在住歴が長くなると、こうたくましくなるのだろうか・・・。
筆者:
きえぽわ
昭和の女
大阪生まれ 大阪育ち
学校も会社も大阪
人生初のアルバイトは巫女さん
2019年秋渡米(大阪⇒一家でロサンゼルスへ)
家族構成: 夫、子供2人(2歳と5歳)
趣味:タヒチアンダンス、日記(10歳から毎日)、数独
アメーバブログ: https://ameblo.jp/kiepowa