77%が「UC・CSUの学費重荷」と回答 「学位だけでは不十分」も63%(5/9)

【ロサンゼルス9日】2022年4月に実施された世論調査「California Opinion Surveys」の結果から、カリフォルニア州民の77%が高等教育を高く評価しているにもかかわらず、経済的な余裕や、4年制大学の学位がどこまで通用するのかについて、深刻な懸念を抱いていることが分かった。

 この世論調査によると、回答したカリフォルニア州民の60%が、UCLA、UCサンディエゴ、UCアーバインなどのカリフォルニア大学の学費を「安くない」と答えた。さらに注目されたのは、比較的学費の安いカリフォルニア州立大学(CSU)についても、カリフォルニア州民の55%が「手が届かない」と回答したことだ。

 調査ではまた、カリフォルニア州民の63%が、成功して利益を得るためには4年制大学の学位取得だけではもはや不十分で、キャリアにつながる「多くの経路」が必要だと考えていることも判明した。この「経路」とは、コミュニティー・カレッジ、スキル訓練センター、専門学校、技術教育学校などで学ぶ時間を指すと思われ、カリフォルニア州民の84%が、これらの教育機関で取得した学位やコース終了証明書は「価値がある」と考えていることが分かった。

 この調査は、4月7日から18日にかけて、カリフォルニア州の成人1,200人を対象に実施された。回答したカリフォルニア州民の大多数は、カリフォルニア大学とカリフォルニア州立大学を「手の届かない存在」と見なしている現状が浮き彫りになった。

 

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