49ersファンの男性に暴行した男を逮捕、防犯カメラの映像から(2/4)

【イングルウッド4日】サンフランシスコ・49ersとロサンゼルス・ラムズのNFCチャンピオンシップゲームが行われた30日に、会場のSoFiスタジアム駐車場で49ersファンのダニエル・ルナさん(40)が暴行を受け、人工的な昏睡状態に置かれている事件で、イングルウッドのジェイムス・バッツ市長は4日、ロサンゼルス在住のブライアン・アレクシス・シフエンテス容疑者(33)を逮捕したと発表した。

 バッツ市長によると、SoFiスタジアムの防犯カメラの映像などから容疑者が特定された。シフエンテス容疑者は、3日に逮捕されたが、3万ドルの保釈金を支払い4日早朝に釈放された。暴力は、正当防衛だと訴えているという。

 ルナさんは、オークランドから単独で試合観戦に来ていた。試合開始から約30分後の午後4時頃に、SoFiスタジアム駐車場で、49ersのジャージを着た姿で顔や上半身を殴られ倒れているところを通報され、Harbor-UCLA Medical Centerへ搬送された。4日現在も容態は改善せず、人工的な昏睡状態に置かれている。

 3日の会見でバッツ市長は、ルナさんが主に49ersのジャージを着た人たちと入り混じる防犯カメラの映像が確認され、伝えられるところによれば、ルナさんがラムズのジャージを着た男性を背後から押した、と述べた。このラムズファンがルナさんを背後から押し返し、顔面を殴られたルナさんが地面に倒れ、頭部を強打したという。

 市と警察に対しては、この事件を公表するタイミングが遅れたとの批判が出ている。SoFiスタジアムでは13日、第56回スーパーボウルが開催されることもあり、警備の強化が求められている。

 

 

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