加州が医療従事者らへのブースター接種義務化、UCとCSUも学生・スタッフに冬学期から(12/22)

【ロサンゼルス22日】新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大が懸念される中、カリフォルニア州のニューサム知事は22日、医療従事者らへのブースターショット接種を義務化する方針をソーシャルメディアで発表した。

 ブースター義務化の理由についてニューサム知事は、ホリデーシーズン後に予測される感染増加に備え、医療提供体制を確保するためと説明。医療従事者と、ナーシングホームを含む感染確率が高い施設の職員は、来年2月1日までにブースターショットの接種が義務付けられる。まだ暫定的だが、ブースターショット未接種の医療従事者らには、接種が済むまで週2回のコロナ検査が課される可能性がある。

 医療従事者らへのブースターショット接種義務化は、コロナ感染拡大を抑え込むためのカリフォルニア州の3段階計画の一環。その他2段階は、学校閉鎖を回避して対面式授業を継続するための内容で、公立学校でのラピッドテストなどの利用拡大、州運営のコロナ検査会場の運営時間とキャパシティの拡大などが含まれる。

 州内では現在、ブースターショットの接種を義務化する動きが活発化している。カリフォルニア大学(UC)機構は21日、対面式授業に参加する学生とスタッフへのブースターショット接種義務化を決定。ブースターショット接種証明書の提示期限を、学生は来年1月18日、教職員とスタッフは来年1月31日とした。

 また、UCLA、UCアーバイン、UCリバーサイドを含むUC機構の7校は、1月からの冬学期授業の最初の1、2週をリモートで行うことも決めた。

 カリフォルニア州立大学(CSU)機構も22日、対面式授業に出席するすべての学生とスタッフにブースターショットの接種を義務づける方針を発表。期限は、来年2月28日又は、ワクチン接種完了から6カ月後のいずれか遅いほうとなる。

 

 

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