無料キャンペーン年内で終了
カリフォルニア州、2021年末まで
『リアルID』への切り替え無料に
そもそも、『リアルID』って何ですか?
2023年5月3日から、米国内線の航空機搭乗や連邦施設などへの入館にリアルIDやパスポートなど、連邦統一基準の身分証の提示が必要に!
6月21日にカリフォルニア州陸運局(DMV)が発表した、従来の運転免許証や身分証(ID)から連邦統一基準の身分証であるリアルID運転免許証やIDへの切り替えが無料になるキャンペーン。無料での切り替えが今月末で終了します。対象となるのは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う制限によって、従来の運転免許証・IDの更新時にリアルIDへの切り替えができず、連邦統一基準に準拠しないままの免許証・IDを持つ州住民に限られます。通常は運転免許証の更新には38ドル、ID更新には33ドルかかりますが、今回リアルIDに切り替えたい対象者には追加料金を課さないというものです。
カリフォルニア州では、リアルID準拠でない従来の運転免許証・IDも引き続き発行しており、リアルIDへの申請は任意となっています。今回の対象者でリアルIDへの切り替えを希望する者は同州DMVのウェブサイトから手続きを開始することができます。
リアルID申請ウェブサイト: https://www.dmv.ca.gov/portal/realidupgrade/
リアルIDとは?
2001年9月11日の同時多発テロ後、2002年に設立された国土安全保障省が提出した運転免許証等の発行基準に関する連邦法(Real ID法)に基づいて発行された身分証明書
Real ID法とは?
アメリカの運転免許証、IDカードは州の管轄下にあり、州により発行基準が異なっていましたが、2001年9月11日の同時多発テロの犯人達が州発行の運転免許証と身分証明書を使用したことから、セキュリティ強化のため各州が発行する運転免許証及びIDカードに統一基準を定めることになりました。
リアルIDはどんな時に必要?
- 米国国内線の飛行機搭乗時
- 連邦政府機関の施設に入る時
- 原子力施設に入る時
※空港施設は『連邦政府機関での公的用途』に含まれるのでアメリカの国内線搭乗時の身分証明書として、従来の州発行の運転免許証やIDは認められなくなるので注意(パスポート提示で搭乗可能)
リアルID: https://www.dhs.gov/real-id