コンテナ放置に罰金制度 LA港が運送会社に11月から(10/28)

【ロサンゼルス27日】ロサンゼルス市議会は27日、積み上げられた状態で放置されているロサンゼルス港の空のコンテナについて、運送会社に罰金を科す権限を港側に認めることを決めた。

 罰金は、コンテナ一つにつき100ドル、さらに撤去が遅れるたびに毎日100ドルずつ科され、11月1日から実施される。ロングビーチ港でも同様の罰金制度が導入される見通し。

 ロサンゼルス港周辺を管轄区とするジョー・ブスカイノ市議は、日々高く積み上げられていくコンテナの危険性を指摘。トラックから滑り落ちたコンテナが、隣に駐車していた車に衝突した事故にも言及し、罰金制度の必要性を強調した。

 ロサンゼルスとロングビーチの両港は、米国に入るコンテナの4割を扱う。コロナパンデミックの影響を受けた荷役労働者不足や、輸入貨物の増加が原因で、ここ数カ月間、積荷をおろせずに沖で待機するコンテナ船の滞留が問題化している。 

 

 

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