
7月2日から6日までロサンゼルスで開催される世界最大級のアニメイベント「Anime Expo 2026」。その注目ステージ「J-POP SOUND CAPSULE」に、日本を代表するアーティストの高橋洋子さんと音楽家の菅野よう子さんが登場します。
『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」で世界中のファンを魅了し続ける高橋洋子さん。そして『カウボーイビバップ』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』など数々の名作を彩ってきた作曲家・菅野よう子さん。アニメ音楽の歴史を築いてきた二人が、ロサンゼルスの舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
今回、Weekly LALALAではイベント開催に先駆けて独自インタビューを実施。Anime Expoへの思い、海外ファンへのメッセージ、そしてアニメ音楽の未来について語っていただきました。
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高橋洋子
Yoko Takahashi
歌手。1995年、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」を歌唱。同曲は世代や国境を越えて愛され続け、アニメソングを代表する一曲となっている。力強く透明感のある歌声で、国内外のアニメファンから高い支持を集める。
■今回、Anime Expoという世界最大級のアニメイベントでステージに立たれることについて、どのようなお気持ちですか?
私にとって人生で最も影響を受けた場所が、実はアメリカのLAです。31年前、時代はバブルが崩壊し、環境の変化が著しく、そんな日本を飛び出しました。その時は日本の息苦しい雰囲気や、自分の立ち位置に迷走していたと思います。そんな中、知人の紹介で渡米しました。
初!アメリカでの車の運転。
初!アメリカでのヴォーカルレッスン。
初!地元の学校での授業。(日本人はゼロ)
初!有名作曲家とのセッション・・・。
たくさんの思い出溢れるこのLAで皆さんとご一緒できることは私の誇りです。2015年に初めてアニメフェスでLAに伺ってからをカウントすると、今回は3回目になりますが、私の理想とするメンバーやメニューでのLIVE!30周年(エヴァ)も重なり、今まで、そしてこれからの新たなパフォーマンスをお見せできたら嬉しく思います。
■「残酷な天使のテーゼ」は世界中で長く愛され続けていますが、発表から時間が経った今、この楽曲を歌う際にご自身の中で変化している感覚はありますか?
年齢的にも肉体的にもちろん変化しています。歌やその表現もまた同じく変化し続けています。ただ、アニソンはみんなのもの。1995年当時の歌になるべく寄せて、みなさんのテレビから流れる当時のイメージを壊さないよう気をつけて歌っています。
■ロサンゼルスや海外の観客から受けた印象的なリアクションがあれば教えてください。
嬉しい時、悲しい時、それぞれダイレクトに声やジェスチャー、表情で表していただけるので、私達もそれがパワーになります。LIVE中のキャッチボールができるのはとても嬉しいです。
■アニメソングが国境を越えて広がり続ける中で、このジャンルの変化や進化をどのように感じていますか?
アニソンは国境を越える最強のパスポートだと思っています。アニメはまだ見ぬ世界へと誘う夢と、それを加速して現実化させる力もあると思います。イメージできる素晴らしい世界観を繋げられるようになると良いと思います。
■読者の皆さんにをお願いします。
私は19歳でバックコーラスの仕事から音楽業界に入りました。25歳でデビューして、29歳でエヴァンゲリオンと出会い、気付けばまだこうして活動することができています。アーティストとの出会い、エヴァや作品との出会い、様々な出会いを通して、想像もしなかったような人生をいきています。みなさんの夢もまた同じように進化しながら色鮮やかな世界を歩まれることでしょう。やり続ける先に繋がりがあります。夢を見るのは無料です!どうか大きな夢を描いて、ともに楽しい人生を歩んでまいりましょう!

菅野よう子
Yoko Kanno
作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。『カウボーイビバップ』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』をはじめ、アニメ、映画、ドラマ、CMなど幅広い分野で音楽を手がける。ジャンルを横断する独創的なサウンドで、国内外のクリエイターやファンに大きな影響を与え続けている。
■今回、Anime Expoという世界的な舞台に参加されることについて、どのような創作的モチベーションや意義を感じていますか?
Anime Expo は、たくさんのファンが交流し、楽しむ場所だと聞いています。普段、制作中は一人きりなので、皆さんと同じ空間、同じ時間を共有できることをとりわけ楽しみにしています。皆さんの笑顔を持って帰って、次の制作の糧にしたいです。
■『カウボーイビバップ』や『攻殻機動隊』など、海外でも強い支持を得ている作品を数多く手がけてこられましたが、アメリカの観客と日本の観客で音楽の受け止め方に違いを感じることはありますか?
ライブで皆さんの顔を見る限り、受け止め方の違いを感じることはありません。10年、20年前の作品を、昨日見たばかりのように熱く応援してくれるのを見ると、国境も時空も超えて作品が届いていることを感じます。皆さんの人生の近くに置いてもらえていることが嬉しいです。
■長年にわたりジャンルを選ばない音楽を制作されていますが、現在の音楽制作環境の変化をどのように捉えていますか?
どんな変化に対しても私は肯定的です。新しい楽器が新しい表現を生んできたように、制作手段や環境が変わったなら、その波も喜んで受けいれます。でも、オンラインよりは、直接一緒に演奏する方が好きなので、出来る限り直接お会いしたいとは思っています。
■今回のステージやイベントを通じて、これからのアニメ音楽や次世代のクリエイターにメッセージをお願いします。
音がそのままメッセージでありたい、と思います。あなたと一緒にいることができるその瞬間を大事にしたいです。

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